子どもとオープンな会話を続けていくことは、デジタルウェルビーイングを高めるうえで不可欠な要素です。オンラインでの安全性について話し合うことも大切ですが、会話を広げて、安全性だけでなくウェルビーイング(健全性)のあらゆる要素についても話し合う必要があります。生活を豊かにし、コミュニティをより良くするテクノロジーの利用方法や、テクノロジーを使って友達や家族と健全な関係を築くこと、新しいことを学んだり、正しい判断を下したりするために、適切な情報源をすばやく見つけられるようにすることについても話し合いましょう。大切なのは、オンラインとオフラインでの活動のバランスを適切に取ることです。
Digital Citizenship Coalitionは、家庭や学校で教えるべき健全なデジタル市民の5つのコンピテンシーを明らかにしました。このコンピテンシーは、子どもたちがテクノロジーを利用する際に、「バランスを取る」、「情報を得る」、「人を受け入れる」、「関わりを持つ」、「注意を怠らない」といった能力を身につけられるようにすることに重点を置いています。家族のデジタルカルチャーについて考える場合、子どもが会話に参加し、自分自身のデジタル体験を振り返る機会を持つことが重要です。有用なデジタル市民としての特性を身につけることが重要である理由について話し合いましょう。バーチャルな世界での行動によって自分や他の人の生活にもたらされる違いを子どもが理解できるように手助けしてください。
家族のテクノロジーカルチャーを変えるには、一度話し合うだけでなく、会話を続けていく必要があります。手始めとして、デジタルシチズンシップの5つのコンピテンシーに沿った会話のきっかけをいくつかご紹介します。
バランスを取る
情報を得る
人を受け入れる
関わりを持つ
注意を怠らない