コロナ禍以前、米国のLGBTQ+の若者は、同世代のヘテロセクシュアルの若者と比べて、1日にネット上で過ごす時間が45分長かったことをご存じですか?以前からLGBTQ+の若者は、インターネットのテクノロジーを活用して、より匿名性と安全性を感じられる方法で自らの自己認識と性自認について考えてきました。コロナ禍での隔離や自宅待機によって人との交流が減った際、LGBTQ+の若者がその隙間を埋める助けとなったのはテクノロジーでした。その結果、LGBTQ+の若者がネット上で過ごす時間がさらに増えました。LGBTQ+の若者は人と交流するためにインターネットに頼りがちになるという認識のもと、周囲の大人がそうした若者たちのオンライン体験を支えるためにできることについて、チェックリストをまとめました。
コンテンツがモデレーションされていないアプリやチャットルームでは、LGBTQ+の若者のプライバシー侵害や、ソーシャルメディア上でのアウティング、デバイスのセキュリティ侵害などのリスクがあります。LGBTQ+の若者同士でつながることができるネット上の場所や、トレーニングを受けたサポートのプロを見つけられる場所には、次のようなものがあります。
LGBTQ+の若者は、相手から利用され、危険な状況に陥ってしまう可能性があります。生活の中で、家族、親しい友達、恋愛相手、あるいは雇用主からの自分への関心が高まった場合は注意を払いましょう。今までにない関係性や、ふさわしくない関係性については、臆さず相手に話しましょう。
ネットいじめは、ソーシャルメディアアプリ、SMS、インスタントメッセージ、オンラインチャット(フォーラム、チャットルーム、掲示板)、メールなどで起きる可能性があります。