無条件に子どもに寄り添う
性的脅迫を受けた子どもは、トラブルになることを恐れている可能性があります。「親に恥ずかしい思いをさせちゃうかな」「これじゃ停学だ」「友達からそういう目で見られたらどうしよう」「警察沙汰になるかも」などと心配しているかもしれません。子どもを支配しようとする加害者からそう言われている可能性もあり、残念ながらそうしたことは実際に起きています。こうした心配を抱いた若者は口を閉ざします。その結果、望ましくない事態を招いた事例もあります。
保護者として不安やフラストレーションを抱くのは当然のことですが、「大変だけどずっとあなたの味方だからね」と子どもに知らせる必要があります。「そんなことは言わなくてもわかっているだろう」と思われるかもしれません。しかし、それを言葉にして伝えるのと伝えないのとでは、子どもが「何か変だな」「やばいかも」と感じたときに、そのことを話してくれるかどうかに大きな差が出てきます。